以前、ブログに書いた「毘沙門亀甲」と同じく、沙綾型に流れ文様を流してみました。
どんなふうに見えるのかは糸の選び方次第ですが、どれくらいの注意力と手間がかかるのかを確認したかった気持ちもあります。
15センチ角の木枠ギリギリで刺しました。
- 加工することを前提としない絽ざしです。
- どんな見え方になるのかと間違うポイント、集中力などを試したかった気持ちもあります。
- 毘沙門亀甲、沙綾型の次も考えています。
- 配置を90度変えると文様の浮き出てくる印象が違いました。
加工することを前提としない絽ざしです。
10センチの木枠に刺すよりも大きな沙綾型にしたかったので、15センチの木枠を使いました。
目数、段数も増やしましたが、基本の一筆書きの段数と目数は先生のお手本通りにしました。
二目四段が一マスになるように刺しています。
始めた時は沙綾型の大きさの見当がつかなくて沙綾型を何個ぐらいさせるのかも見積もれませんでした。
加工するものありきだったら試行錯誤は出来なかったと思っています。
直線だけで構成される沙綾型にゆらゆらと揺れる流れ文様を刺した時にどんな印象になるのかを見たいという気持ちがとても強かったです。
どんな見え方になるのかと間違うポイント、集中力などを試したかった気持ちもあります。
沙綾型だけを刺し終わりました。
糸が分かりやすいように後はこげ茶の風呂敷にしています。
ここに、何色で流れ文様を刺すのか?糸の色でも逡巡しました。
メリハリをつけるとアウトラインが分かりすぎてしまうので糸はとても近い色にしました。
流れ文様は「錦糸」の白を使いました。
右斜め上に素直に流れているときは良いのですが、沙綾型も流れ文様の一部として目数、段数を数えなくては綺麗な流れ文様にならないので、何とか解きました。
絽ざしをしているときはとても集中できたり、楽しかったりするのですが、黒川先生から「何にするつもりなの?」と聞かれると、答えに詰まってしまうのでした。
毘沙門亀甲、沙綾型の次も考えています。
沙綾型はもう一色、同じように刺しています。
それは次回に撮っておきます。
毘沙門亀甲、沙綾型を試してみてもっと複雑なアウトラインの幾何学模様の中に流れ文様を刺したくなっています。
亀甲文様や隙間がありそうな幾何学模様を検討中です。
アウトラインが決まっても、糸の色でまたあーでもない、こーでもないと楽しく迷うのだと思っています。
今までは正方形で作っていましたが、たまにはオーバル型や円形も良いかもしれません。
配置を90度変えると文様の浮き出てくる印象が違いました。
これは「横」に置いた状態です。
流れは感じますが、沙綾型はあまり感じられないと思います。
こちらの置き方は沙綾型も流れ文様も同じくらいの主張をしているように見えます。
出来上がりは約14センチ角です。
加工する際は四角を切って丸みを持たせてもいいかもしれません。