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たまには麺類をすすりたい

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食物アレルギーの中に小麦とお蕎麦があるので、麺類らしい麺はなかなか食べられません。

麺類として食べられそうなのはベトナムのフォーぐらいしか思い浮かびません。

冷麺にも小麦は使われているので、麺に透明感があっても食べられません。

パッケージの原材料を確認するクセがついているので、食べられない食品を買わずに済んでいます。

春雨とビーフンも食べられそうです。

  • たまには麺をすすりたい。
  • しらたきで我慢しましたが、すすれました。
  • レパートリーを増やしたい。

たまには麺をすすりたい。

暑いので「麺類をすすりたい気持ち」になりました。

最近は「ヌードルノイズ」という言葉も聞いていますが、一人で食べるぶんにはノイズなど気にせずズルズルと啜りたいなぁという気持ちになりました。

考えてみると「すすれる」選択肢がとても少ないことに気づきました。

冷麺は大丈夫だろうと勝手に思い込んでいて原材料を調べていたら、小麦粉が入っていることがある場合があるということでした。

芋類かお米でできているものを探すとフォー、春雨、ビーフンになります。

簡単にすすれそうなもので麺ではないですが「しらたき」を思い浮かべました。

ご近所には小さなスーパーしかないのでベトナムのフォーは入手が難しいです。

春雨、ビーフン、しらたきの中から 常にあるだろうと思った「しらたき」で麺料理もどきを作ってみました。

しらたきで我慢しましたが、すすれました。

夏の食事のように見えるでしょうか?

お素麺のように麺と汁を分けると「しらたき感」が満載になってしまうので丼ものにしました。

鰹節と昆布でお出汁に近いものを作ってえのき茸を入れて、仕上げにししとうとみょうがを添えました。

おそうめんの食感にもならず、稲庭うどんの食感にもならず、三輪そうめんの食感にもならず、小豆島そうめんの食感にもならずですが、「すする」ということができたので気持ちが満足しました。

お素麺は揖保乃糸の「特急品・ひね」というのがとても美味しいです。スーパーで売っているのとは全く違います。

口に入れた時に太さや食感が全く違うことがすぐにわかります。

「特急品・ひね」の場合には一年間、熟成させると聞いています。 お素麺は細く伸ばす工程の一部で麺を油でコーティングしています。この作業を「油返し」というらしいです。

「油返し」は綿の乾燥防止、麺同士の付着防止、そうめんに独特の風味をつけるためにもちいられるとのことです。

現在は「綿実油」が使われることが多いとのことです。油が安定していて酸化しにくいことと、融点が高いこと、風味がさっぱりしていることなどの理由で使われているようです。明治以前はごま油やクルミ油も使われていたようです。

「特急品・ひね」場合 一年間置くことで油が麺になじむので微妙な油っぽさが亡くなるのだと思います。

谷崎潤一郎先生の書簡が書籍になっていますが、その中にも揖保乃糸らしき記載があります。

少し食べてみたけれど、油が気になったので暑くなるまで待てばよかったと言うようなことをお手紙に書かれていました。

揖保乃糸は「手延べそうめん 揖保乃糸」とパッケージにかかれているものが多いですが、手延べでない揖保乃糸があるのかはわかりませんでした。ネットの海では調べ切れませんでした。これは明日以降に持ち越します。

お素麺をくくっているラベルも黒地に金の文字で、とても高級感が出ています。贈答用としても美味しく食べて頂けるのではないかなと思います。

レパートリーを増やしたい。

レパートリーを増やすには まずしらたき、フォー、ビーフン、春雨を揃えて麺とタレを別々にしても見栄えが良いものはどれかなというところから考えてみたいと思います。

夏の間ははヒンヤリした方が食べやすいので、そうめんスタイルもしくは丼がいいですが、季節が変わると 「すすりたい」という気持ちが薄くなるかもしれないなぁと思っています。

スルスルと喉越しよく食べたいというのは夏の間の願望かもしれません。

涼しくなって中秋の名月になるころにはお団子を食べるので、「すする」よりもパクっと食べられる方が良くなるかもしれません。

麺同士の付着はだめでも、猫の密着はかわいいです。

栗が出始めるころになると実家では栗団子を作って食べていました。

温かいフォーは食べたくなるかもしれません。「すする」というほど勢いよく食べられる温度ではないので、ふうふう言いながら 伸びる直前ぐらいまでのんびり食べていた記憶があります。

お蕎麦はアレルギー反応が激しく出るととても苦しいらしいので、罰ゲームで食べることになっても食べないことにしています。

「すする」のがヌードルノイズと言われても「すすりたい」気持ちは無くなることはないと思います。

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