東京は7月がお盆。私は東京生まれではないので8月がお盆として育っています。
- 年中行事でお盆が一番好きです。(言い切っていいのかちょっと迷いますが・・・)
- 仏教的な優しさなのかな?と思っています。
- 友人が言っていて、同じ気持ちだと思うこと
年中行事でお盆が一番好きです。(言い切ってよかったかしら?)
私は年中行事の中でお盆が多分一番好きだなと思っています。
日本の年中行事の中でクリスマスとか誕生日とか「まるまるの日」とか「まるまるの節句」というようなものの中でお盆が一番待ち遠しいです。
理由は簡単で、お盆の期間は亡くなった人が帰ってくると言われているからです。
そのためにお墓を掃除したり、仏壇を飾ったり、お経をあげてもらったり、誰が訪ねて来るよりも一番準備して整えてご馳走を作ってみんなで集まって待っているお盆の期間がとても好きです。
私の田舎では8月15日がお中日という認識で育っています。
お盆の入りを「御帰り」といい、お盆の終わりを「お立ち日」と行っていました。
天国?地獄?冥途?から「帰ってくる」し、また旅だって行くので「お立ち日」です。
祖母がとてもご先祖様を大切にしていたので、私の刷り込みはちょっときついかもしれません。(苦笑)
仏教的な優しさなのかな?と思っています。
お盆が優しい行事だなと思うのは 、生きている私のところに 亡くなった祖父母や父、猫のベティ、とても大切な親類や友人が一応立ち寄ってから実家へ戻るのではないかなぁと思っているからです。
生前はどんなに極悪人だったとしてもお盆の期間には帰宅が許されると言うところにいかにも仏教的な優しさを感じます。
小さい頃、祖母からお盆の時期には「地獄の釜の蓋もあく」と教えられました
一年のうちで360日ぐらいは地獄の釜の中に入れられて蓋を閉められている人でも、お盆だけはおやすみを頂いて帰宅できる。
なんとものんびりとした規則で生前の罪が放免される優しいシステムだなぁと思っています。
世界中の約3割~4割りぐらいがキリスト教徒、イスラム教も2割5分から3割ぐらい、仏教徒、ヒンドゥー教徒は1割ぐらいいるのでしょうか?無宗教という人も年々増えていると思います。
仏教の国でもお盆を考えない国もあるようでした。
一応 Wikipedia 先生に聞いてみたのですが先祖信仰というのが仏教といい感じにミックスされているような記述がありました。
キリスト教やイスラム教だと天国に行く人は天国、地獄に行く人はずっと地獄にいるとざっくりと捉えています。
罪人に猶予はないという厳しい雰囲気を感じます。
日本人が優柔不断と言われる所以も、大昔から亡くなってまで責めなくてもいいし、帰ってきてほしいという人間臭いところが受け継がれているような気がします。
私の勝手な解釈です。
友人が言っていて、同じ気持ちだと思うこと
以前、友人が言っていたことです。
亡くなった人のためにやることは、全て生きてる自分のためなのかなぁ、とうっすら思います。
私も同じ気持ちで日々を過ごしています。