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お買い物同行に二回遭遇して少し驚きました。

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未知の分野のお買い物を、エキスパートに同行してもらう「お買い物同行」に二回遭遇しました。

雰囲気は少しちがうものの、今はそんなものなのかな?と思ったことを少々書きます。

  • お見立て同行。
  • 着付け教室の先生が同行。
  • 私の老婆心
  • お買い物をされる方にはあまりお財布の痛まない「お勉強代」となるのかもしれません。(私の勝手な想像です。)

着物と羽織を解いたものから半幅帯をお願いしたいのですが、待機中です。

お見立て同行

着物を着られる方が全く着物を持っていらっしゃらないと思われる方に一通り、選んでは全部試着(着せてあげていました。)させて、寸法を見てあげていました。

お見立てをお願いした方の寸法に合うだろうと思われる着物を20着ぐらい選んでから、一枚ずつ試着されていました。

訪問着か付け下げ。

小紋、色無地、紬、長襦袢。

名古屋帯、袋帯(礼装用と洒落袋の両方かもしれません。)

選んで試着を繰り返して絞り込んでいました。

途中で休憩ということで選んだ商品に風呂敷を掛けて他の人が手を触れないようにして一休みしに出かけていきました。

一区画をすべて使われているので、触っていけない着物は触らずに他の商品を見てきました。

試着して着ないと判断した着物(お見立てされる側かお見立てする側かはわかりません。)は店主の方にお願いして畳んでいただいているようでした。

一休みされているときにお店を出てきたので、その後どのようにお買い物をされたのかは全く分かりません。

あれこれ想像してしまいます。(苦笑)

着付け教室の先生が同行

着付け教室の先生が生徒さんを数人つれていらっしゃって、各自にメジャーを持たせて、選び方を口頭で説明しつつ、次から次へとテーブルの上に積み上げていました。

そのお店のシステムを説明して、各自が自分の寸法に合う着物を探し始めました。

今回もまた、礼装からカジュアルまで先生が「必要な着物、あった方が良い着物」を教えていらっしゃいました。

着付けの先生は女性でしたが、ちょっとスパルタ系という印象でした。

圧倒されてしまったので、選びたい物を選ぶ気持ちの余裕がなくなってなにも選ばないまま帰ってきました。

凄かったぁと言うのが正直な感想です。

私の老婆心

こちらも、リバーシブルのモモンガコートを作りたいのですが、待機中です。

そのリサイクルショップはお値段が抑えてあります。

先に綺麗にメンテナンスをするのではなく、選んだ人がどれくらいのメンテナンスをするのか決めてからお手入れや寸法直しをお願いすることができます。

お財布に優しいリサイクルショップで、私も材料を買ったり時には着るために買うことがあります。

お見立て同行も先生の動向も買う人に考える時間を与えているのかは疑問でした。

お見立て同行をお願いした方がどんな色、柄がお好みなのかとか、似あうのかはもしかしたら事前にカラー診断を受けているのかもしれません。

着物に興味があって本や動画で自分なりにお勉強をされていたのかもしれません。

お見立てする方はプロだと思うので希望を最大限に聞いて似合うものを進めていっているのだと思います。

着付け教室の先生は自装、他装の練習を兼ねるために直近では使わないかもしれない着物も選ぶようにお話されていたのかもしれません。

サイナイなことに黒留めはお勧めしていなかったので、礼装と言っても訪問着か付け下げのようでした。

それでも・・・

一通り全部揃えるの「一通り」の範囲が広すぎるのは、求めている方がいるとか、お教室で自分で着られるようになるためには仕方ないのかなぁと疑問が湧いてきました。

私は個人的にはコロナがある程度落ち着いたら元の生活に戻れるとは思っていません。

でも、今年のハロウィンとかクリスマスは去年とは違って人通りが多く、賑やかなお席も多くなるのかな?と想像しています。

訪問着や付け下げに礼装用の袋帯って本当に必要なのかしら?とちょっと思っています。

色、柄のお好みが定まっていないとお見受けする方に「サイズが合うから」と言って「お値段も可愛いから」とおすすめしていいものだろうか???と思ってしまいます。

「色無地は縫い紋は目立たないからどんな紋でも大丈夫。」と言うのは分からなくはないです。

私も一つ紋についてさほど気にしないで色無地を着ることが多いです。

親族の女性が全員「女紋」で集まることも少ないと思うので、色無地に縫いの一つ紋なら格が上とかしたとかはこだわらなくても良いとも思っています。

ただ、色無地は「お茶会の制服」的な要素もあるので、帯次第でお茶会用になったりおしゃれ着になったりします。

生地も綸子系だと華やかで紋意匠縮緬や地紋のある色無地で印象が違います。

色無地のカジュアルダウンは地紋と帯次第かもしれません。

多少着物が着られるようになっている方だったら寸法が分かっていれば、最初ばカジュアルに着られる小紋と紬で十分と思うのは店主の方や、お見立てする方、着付け教室の先生には余計なお世話と言うのは分かっているのですが、着る人が一人で着られるようになってから数を増やしても遅くないのではないかとも思いました。

私が着物を着始めた頃のことを思い出すと、寸法に問題がほぼなかったので丸洗いをしてそのまま着ていました。

もちろんリサイクルショップでもお買い物をしましたが、小紋や紬が中心で紋付の色無地や礼装の着物や帯は予定が見えてから反物から仕立てたり、リサイクルショップで購入したりしました。

小紋も最初はどんな帯を合わせて良いのかわからなくて、着付けの先生に選んでもらいました。

その時はリサイクルショップではなかったのですが、織りの九寸名古屋でいつまでも使える帯でした。

私の手元に残っている自分で習いたての頃に買った九寸の名古屋帯がありますが、今でも現役で活躍してくれています。

短期間のうちに着物のお見立てを見て、必要、不要にかかわらず一通りそろえることに少し疑問がわきました。

これも私が古い人間だからかもしれません。

可愛いお値段のお勉強代になるのかもしれません。

猫が興味津々で写っていますが、こちらも待機中です。(笑)

お見立て同行。着付け教室の先生が同行。私の老婆心お買い物をされる方にはあまりお財布の痛まない「お勉強代」となるのかもしれません。(私の勝手な想像です。)

リサイクルショップで着物、帯、お襦袢は可愛いお値段で気に入ったものを購入できますが、肌着類、紐や帯板、履物、小物類、足袋などそろえる物はまだまだあります。

それを買うためにリサイクル着物でお財布が痛まないようにしたのかもしれませんが、他の物を買うときにはある程度定価で買うことになると思うので(小売りもする問屋さんもありますが。)、お値段のギャップに驚くことになるのではないかとこちらでも老婆心が顔を出します。

私は今でも、肌着や小物類を買うときは本当にこれでいいの?と自問自答しながら、本当に時々買い足す程度になっています。

あっ、もう一年以上「下駄が欲しい」と思っていながら買っていません。(苦笑)

お草履は一足しかないので、カジュアル着物用に下駄は用意しておきたいなぁと思っています。

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