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読書「信頼はなぜ裏切られるのか」三周目読了。

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三周しました。

腑に落ちた点、確認していない点が沢山ありました。

経験として知っていることもありました。

  • 緑の目をした怪物
  • 私が分からなかったことが腑に落ちた点
  • 自分が一番「信頼」できないことを教えてもらいました。

緑の目をした怪物

緑の目をした怪物とは、シェイクスピアのオセロに出てくる表現で「嫉妬」という意味です。

シェイクスピアをあまり読んでいないので、また課題図書が増えました。

分からないことがあって本を一冊読むと、その中で分からないことが三つ出てくると仰っている方がいました。

正にその通りです。

専門用語や偉人の名前などメモを取るか、付箋を貼って後から調べます。

都度都度パソコンやスマホで調べてスッキリする方が良いのかもしれませんが、私は調べ始めると、横道にそれてしまうことが多いので、調べるときはまとめて調べるようにしています。

kindleで読みやすい本もあると言われていて気になっていますが、今のところスマホで済ませているので、kindle本体の購入予定はないです。

あったら何が便利になるのだろう?

kindle本体を持っていることの便利さ、不便さを天秤に掛けたことがないので、検討しても良いのかもしれません。

私が分からなかったことが腑に落ちた点

直感について

パートナー候補(仕事でもプライベートでも)について何も知らない場合はその人を信頼した方がよさそうということ。

でも、「信頼する」が最良の選択肢なら、目の前のパートナー候補の信頼度を判断するときに「何かが引っかかる」とか「胃の当たりがキューっとなる」感じはしないはず。

頭では知らない人を信頼しなさいと単純に促すけれど、心というか心に訴えかけてくる何かがブレーキを軽く踏んでいる自分に気付くことがあります。

直感を無視してしまいがちでも直感が正しいこともよくあることということはとても納得できました。

不公平に扱われることについてのおサルさんの反応はヒトととても似ていました。

書籍を解説しているユーチューバーさんがこの本を取り上げていたのではないですが、「オマキザル」や「チンパンジー」が公平、不公平を理解できるかという実験も面白い結果でした。

人間と同じように「公平に扱われている」と思うときはサルの反応は穏やかですが、二頭のサルをそれぞれ檻に入れてサル同士が見えるように檻を近づけておきます。

どちらにもキュウリを上げているときは普通にたべているものの、片方にはいつもキュウリ、片方にはいつもブドウをあげ始めると、キュウリを貰っているサルはブドウを貰えないことに腹を立ててキュウリの受け取りを拒否したり、貰ったキュウリを投げつけたりしたとのことでした。

人間でも不公平に扱われたら傷つくし、平等に扱ってほしいと思う気持ちはとても大きいと思います。

群れで暮らすおサルさんに見られる行動で、単独行動のオランウータンでは見られないとのことでした。

オキシトシン(愛情ホルモン)

オキシトシン(愛情ホルモン)は良い面ばかりではないことが分かりました。

「仲間」、「同じ民族」、「同類」に対しては信頼感や支援を促進する半面、「・・・ではない」と判断した場合は不信感や搾取をしても構わないという気持ちを起こさせる。

私は多分オキシトシンの分泌が少ないんだろうなぁとふわっとした気持ちで思いました。

教師について

これはテーマとして面白いと思ったことです。

教師を本当に評価したいなら、なぜ教師の顧客である子どもたちに訊ねないのか?

教師が話しやすければそれはそれで学校生活はスムーズに過ごせるけれど、どんなに親身な先生でも生徒はその教師の能力がどれくらい信頼できるかによって、学習の習熟度が違ってくるという調査もありました。

以前にも書いたような気がしますが、メタボな体育教師で陸上部顧問の男性教諭への信頼感は私にはありませんでした。

子どもが「頼れる人」と判断する材料

安定型の子ども

保護者(父、母、その他の大人)からのサポートを固く信じている子供は常に保護者が側にいてくれ、自分を大切にして、育てるために出来ることをなんでもしてくれることを知っている。

回避型の子ども

ほったらかしにされた経験が重なって保護者が信頼できないことを既に学んでいる。子どもがいつの間にか保護者と赤の他人が同じ程度の信頼感になってしまう。

アンビバレント型の子ども

安定型と回避型の中間で、子どもがうるさくせがまないと子どもの願望に応じてくれない保護者に育てられる。

アンビバレント型は成長過程が想像できませんでした。

保護者が気まぐれのように子どもの願望を叶えてる場合、期待していいのか、諦めたほうが良いのか、いつも考えてしまうのではないかと思いました。

子育ての経験がないので想像の域を出ません。

道端で大声で泣き叫んでいたりしている子どもを見かけることがありますが、アンビバレント型と言い切ってしまっていいのかは分かりません。

私が子どもの頃(20世紀)はデパートのおもちゃ売り場でも泣き叫んでいる子どもがいた記憶がありますが、今はどうなんでしょうか?

私が30代になってから一度だけ、子どもに犬用のリードかと思う物をつけている保護者がいてとても驚きました。

子ども用だったとしても扱いが雑で見たくない光景でした。

私自身の幼少期を思い出すと、「完全に信頼できる」のは祖父母と父でした。

人の出入りが多い家庭だったので他の人と一緒でも安心できたと思っています。

自分が一番信頼できないことを教えてもらいました。

この本の中では、「ネクシー」というロボットが信頼できるか実験したり、バーチャルな世界で強いアバターを割り当てられた人が現実世界でゲームをした時に「自分には力がある」という感覚を無意識のうちに「通常」の場合でも認識する実験がありました。

もっと面白いと思ったのは、私が今、このブログを書いている時に「明日はちゃんと午後10時に公開できるようにする!」と自分と約束しても守れないことが多々ある現実です。

ブログの更新だけでなく、スケジュールを立てた絽ざしの進み具合や、分かっているのに一日に必要なタンパク質量が分接種できないことなど。

明日は決めたことを守るつもりで眠っても、目が覚めたら他の事に気を取られてしまったり、他の事に集中力や意志力を使ってしまうと、予定していたことを始めるころには「意志力」が特に減ってしまうことを教えてもらいました。

「意志力」は消費されてしまうので何かを身につけたい場合は「習慣」として「やらなければ気持ちが悪い」と思うくらい(歯磨きやスキンケアを同じくらい)に気持ちに負担が無くなるように脳と体に少しずつ慣れさせていくと決めたことを継続出来ることに繋がるんだぁと納得できました。

絽ざしは一日に糸一本でも刺さないと気持ち悪いと思うようになっていて、「習慣化」できるようになっています。

一番守れないのは一日に必要量のタンパク質の接種にしておきます。

読書は特に目標を決めていないので「娯楽」として楽しんでいます。

「Nexi」Official MDS Robot Video - First Test of Expressive Ability

このロボットは「ネクシー」と名付けられました。

女性の声を与えられたので名前も女性の名前にしたとのことでした。

このビデオは、設計されたMDS(Mobile Dexterous Social)ロボットの初期テストを示しています
MITメディアラボのパーソナルロボットグループ、UMASSアマーストの知覚ロボティクス、Xitomeデザイン、メカロボティクス研究所と共同で構築されました。 スクリプト化されたアニメーションと事前に録音された音声を使用して、ロボットの表現力豊かな動きの範囲を示しています。

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