マジョルカお召を洗いなおしました。
- 片袖とそれ以外の色落ちの加減が違いました。
- お風呂で全部のパーツを一緒に浸水させました。
- 2時間経過して干しました。
- アイロンがけをやっと終わらせました。
- 虫干しをしてもかび臭い袋帯のお手入れもしました。
片袖とそれ以外の色落ちの加減が違いました。
お試しで片袖だけを洗って乾燥させてから、他のパーツ全部をおしゃれ着洗いで洗濯機で洗いました。
その時には濡れていたので全く気付きませんでした。
全体が乾いてから、先に洗った袖とひとまとめに仕様として、先に洗った片袖と他のパーツの色が全く違っていることに気が付きました。
原因は片袖は台所でおしゃれ着用洗剤で洗いとすすぎを数回繰り返したところ「こんなに色落ちするのね。」と呆れるくらい色落ちしました。
他のパーツは洗濯ネット4枚に分けていれてから、洗剤を入れてから手洗いモードで洗ったあと、再度水だけで手洗いモードで洗ったことで、色落ちが違ったようです。
お試しで洗ったときの洗剤の量やお水の温度などが洗濯機とは違っていたからかもしれません。
着物として仕立て直さないかもしれないけど、一部だけ色が違うのは心がもやもやするので、全部同じ条件で再度洗うことにしました。
お風呂で全部のパーツを一緒に浸水させました。
畳んでお風呂に3時間ぐらい浸水させました。
2時間経過して干しました。
アイロンがけをやっと終わらせました。
同じ作業を二日連続でやっていると思うと重労働のような気がして仕方がありませんでした。
そもそも仕事でもないのでゆっくりやればよいのに・・・と自分でも思いましたが早く終わらせたい気持ちの方が強かった一日でした。
今度は色が均一になりました。
片袖だけ洗うことのリスクが初めて分かりました。
縮むと分かっていて水洗いするのだから「お試し」というジタバタは良い結果にはならないことが分かりました。
「お召」なので横にも縮むと思いましたが、今回は縮みませんでした。
「マジョリカお召」にもいろんな種類があって「取り扱い注意」には変わりませんが、また見つけるのが楽しみです。
虫干しをしてもかび臭い袋帯のお手入れもしました。
リサイクルでお安く買った袋帯です。
帯と帯芯の両方からの臭いなのか、帯か帯芯のどちらかなのかは全く分かりません。
こういう場合はとりあえず自分で何とかしてみることが多いのですが、金糸、銀糸が入っているのでお洗濯はしません。
裏から高温でアイロンを掛けるか、高温スチームアイロンを掛けるか、どちらもやってみるかを決めています。
ほぼ臭いは無くなりましたが、他の方にも確認してもらったら「カビと言うのではないけど、古い臭いが少しだけする。」と言われました。
この「少しだけ」が曲者です。
帯は体に巻くものなので、身に着けて長時間過ごしていると微妙に臭さが周りに気付かれることが多いのではないかと思っています。
この帯はとてもフォーマル間があるのですが、いつ締めようか考えるとお正月に色無地に締めるのが私にとっては「THE 無難コーディネイト」です。
帯締めと帯揚げは多少工夫しないと「お初釜の制服」になってしまうので、小物は工夫したいなぁと思っています。