今年も六本木の国立新美術館で、「21世紀アートボーダレス展 篝火」が開催されます。
今のところ中止にはなっていません。
できればコロナ禍ですが、さまざまな手工芸が出品されます。
恥ずかしながら私の作品も出品の目途が立ちましたので、告知させていただきます。
- 作品展 「21世紀アートボーダレス展 篝火」
- 詳細(場所、期間など)
- 私の作品の説明を少し
作品展 「21世紀アートボーダレス展 篝火」
2020年の開催のテーマは「花筐」でした。
文学作品と関連はしていなかったと記憶しています。
今年のテーマは「篝火」です。
源氏物語の玉鬘の中で光源氏と玉鬘がともに和歌を送る場面で「篝火」がともっています。
テーマを聞いたときはピンポイントすぎて何を表現したらいいのかわかりませんでした。
昨年はコロナ禍で作品展が次々の「中止」、「延期」を早々と発表される中で開催でした。
今年は「篝火」というテーマでどんな作品が集まるのかとても楽しみです。
詳細(場所、日時等)
開催場所:国立新美術館(公募展) アクセス
会期 :11月25日(木)~12月4日(土)(11月30日・火曜日は休館日です。)
サイトのHP:アートボーダレス展 篝火
展示ジャンル
- 創作ビスクドール
- メタリック(金属)装飾
- フラワーインテリアアート
- パンフラワー
- キルト
- リボンアート
- レース切り絵
- パッチワークキルト
- ストリミングアート
- 絽ざし
- 文化刺繍
- コンテンポラリー絵画
- 写真
- グラスリッツェン
- 粘土創花
- ガラス
- デザイン証明
- ミニチュアリアル羊毛フェルト
- 蒔絵
- アーティフィシャルフラワー
- トールペイント/他
沢山の手工芸が出品されます。
絽ざし等のワークショップが予定されているかは未確認です。
昨年は「鬼滅の刃」がとても注目されたので、ワークショップでも、ブローチピンにしましたが、模様は市松と麻の葉でした。
糸の組み合わせは選べます。
丸いストラップや、少し場面が大き目のブローチなどができるようです。
去年、体験された方の作品
私が何も考えずに刺した「麻の葉」のブローチピン
一枚目は普通の麻の葉に見えると思います。
向きを90度変えると、イースター島のモアイ像のような人の顔に見えなくもない作品になりました。
私の出品作の説明を少し
テーマが「篝火」と教えていただいたのは去年の年末でした。
「篝火」と言われてもとっさに「源氏物語」は思い浮かびませんでした。
年末からお正月休み、春先と、今まで読んだ「源氏物語」を再読したり、青空文庫の与謝野晶子訳を読んでみたりしました。
「篝火」と言っても私の頭の中では薪能で焚かれる「松明」とイメージが変わりませんでした。
Googleの写真や動画を何度も見ましたが、写実的な物ばかりで「篝火」を表現できる物をつかみ取ることは難しかったです。
5月ぐらいには「今年の作品展には出品できません。」と黒川先生にお伝えしました。
でも、テーマが源氏物語だったのでいつも頭の隅にはありました。
作品展に出品するのは今の私には高すぎるハードルと言う気がしました。
もし、作品のアイディアが浮かんで作ることができたら、「黒川先生に見ていただくこと。」を目標にしました。
作品展を考えると思考停止してしまうので、黒川先生の感想を伺うことを考えながら私なりの解釈で絽ざしで表現しました。
8月にはなんとか形になり先生には見ていただきましたが、まだ、作品展に出品することは私にはハードルがたかかったので、つい先日までぐずぐずしていました。
先週、やっと先生に加工をお願いできたので、出品することが自分の中で決められました。
身近な人に見てもらいたいと思っています。
もし、このブログを読まれて作品展に興味を持ってくださった方は是非お運びください。
よろしくお願いいたします。