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猫と犬のイラストの使用済み切手集(世紀末のベトナムの思い出)

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探し物をしていたら、ベトナムで買った懐かしい物が出てきました。

ベトナムで発行されているワンちゃん、ねこちゃんのイラストが書かれた使用済み切手がお土産として売られていて、何故か大切にとってありました。

私がベトナムへ言ったのはまだ20世紀。世紀末です。

外資系のホテルがやっと立ち始めていた時期でした。

会社の社員旅行でしたが、あの旅行を「社員旅行」と読んで良いのかは未だに判断できません。(苦笑)

  • ベトナムへの社員旅行の目的は、その当時はまだ観光地としては今ほど有名では無かったからです。
  • 日本とベトナムの通信費(主に国際電話)は月に40万円ほどと伺った時代でした。
  • 手元から亡くなっていたと思っていた、お土産として売られていた使用済み切手がとても懐かしく感じました。
  • 女子の制服は白い「アオザイ」で、颯爽と自転車通学している姿を見かけました。
  • 戦争が少し前まであったのだと感じる日常を目の当たりにしました。

ベトナムへの社員旅行の目的は、その当時はまだ観光地としては今ほど有名では無かったからです。

20世紀が終わりを迎えるころ、社員旅行でベトナムへ行きました。

あの旅行を「社員旅行」と言っていいのは未だに疑問です。

「社員旅行」としての期間は確か4泊5日でした。

小さな会社でしたが、有給休暇を取得することへの制限は全くありませんでした。

「社員旅行」の期間に有給休暇を足して滞在した方が3人か4人いました。

ホーチミンを離れて「フエ」へ行った人。

サイゴン陥落直前まで滞在していた人はお友達に会う予定を立てていたと記憶しています。

もともと旅好きの方もいました。

帰国後に集まって旅行の話をする機会がなかなかなかったので、どんなことがあったのか詳細ははっきりとは覚えていませんが、誰も危険な目にあうとか、不当に高額請求されることもなく帰国しました。

日本とベトナムの通信費(主に国際電話)は月に40万円ほどと伺った時代でした。

ベトナムに骨をうずめるつもりの日本人男性がガイドとして同行してくださいました。

ベトナム以外でも過ごしたことがあったらしいのですが、ガイドと現地法人社長として、現地の方からも信頼されているように見えました。

観光客が行かないバインセオのお店に連れて行ってくれましたが、「バインセオは食べても良いですが、付け合わせの野菜は食べないでください。」と注意されたことも懐かしく思い出します。

当時は料理家の有元葉子さんがベトナムのレックスホテルの食器を使ってお料理本を出されていたのが珍しかったです。

インターネットがようやく広がり始めた黎明期でしたが、日本で黎明期なので東南アジアの国々は通信料が高額で、一か月、日本円で40万円ほどかかるとおっしゃっていました。

通信費は安くなったなぁと実感します。

今、Google先生にうかがったら、LINEはつながるものの、日本のように無料Wi-Fiのように快適とまではいかないような記述がありました。

手元から亡くなっていたと思っていた、お土産として売られていた使用済み切手がとても懐かしく感じました。

今のお部屋に引っ越してきたときに処分したかもしれないと思っていた物が出てきました。

ホーチミンでお土産として売られている、ワンちゃん、猫ちゃんのイラストが描かれた使用済み切手がまとめられています。

最初からこのクオリティの表紙でした。

猫のイラストを集めた使用済み切手集

犬のイラストを集めた使用済み切手集

旅行に行っても自分用にお土産を買わなくなっていましたが、海外の猫ということで買ってしまったのだと思います。

懐かしくて暫く眺めてしまいました。

女子の制服は白い「アオザイ」で、颯爽と自転車通学している姿を見かけました。

朝の移動のバスの中から、通学する女子学生が自転車に乗っている姿も何度が見ました。

白の「アオザイ」を着て初夏の日差しを浴びて自転車をこいでいました。

戦争経験世代ではなさそうでした。

私が行った当時はスカートをはいている女性はほとんど見かけませんでした。

ついこの前まで戦争があったことが日常の生活の一場面でわかる場面がありました。

横断歩道を渡る女性は足の付け根から10センチぐらいしか足がありませんでした。

キュロットスカートをはいて、太ももの10センチの足を前後に動かして横断歩道を渡っていました。

それを助ける人もいなくて、あの時のベトナムでは日常の風景だったのではないかと思っています。

欧米からの観光客も多くはないようでしたが、日本で数年前に放送されたドラマが現地では流行っていて、メコン川下りの時はそのドラマの話を他の日本人と楽しそうにしていました。

あいにく私はそのドラマを見たことが無かったので、話についていけませんでしたが、ベトナムでも日本のドラマが受け入れられているんだなぁと思うと、親日家とは言わないまでも、日本に嫌な気持ちはないのかもしれないと思えた旅行でした。

随分変わってしまったと思いますが、ベトナムを再訪する機会があるのだろうか?と考えると、少し難しい気がします。

切手を見ながら小さなことを思い出そうと思います。

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