私も含めて「独学」は難しいと感じます。
語学、書、針仕事など。
せめてポイントやコツだけでも教えてくれる人が側にいたらいいなぁと思ったことが何度もあります。
- 私の「独学」の挫折遍歴。
- ウクライナの友人がやる気をなくしています。
- 絽ざしはやっと「習慣」になった気がします。
私の「独学」の挫折遍歴。
30才を過ぎてからの「独学」の挫折を正確に思い出せませんが、「やる気」になって見学に行ったり、一日体験したものの踏み出せないことがありました。
陶芸教室は3回ぐらい「体験」しました。
作るのは楽しかったのですが、焼成や釉薬をかけるのは工房にお任せすることが多かったので設備がないと完成できないので「完成」させた感が無くて続けられませんでした。
書は幼稚園から中学二年生の途中まで継続できました。
大人になってやり直したいと思って通い始めましたが、一年か一年半で止めてしまいました。
仕事の後のお稽古でしたが、毎週同じ曜日に定時退社できなくて、休日に自習もままならなかったのを覚えています。
書は翌週に添削されて返されます。一週間前の自分がどれくらい集中できたか、出来なかったかを確認するのはため息が出てしまうくらいダメージが大きかったです。
「先週の私って何を考えていたんだろう?」と思うことが多くて先生にご挨拶をして辞めました。
でも、まだ「書」を習いたい気持ちはあるので、毛筆でも恥ずかしくなり文字を書きたい気持ちは今でも大きいです。
中国語はプライベートレッスンでこれも一年半ぐらい習いました。「会話」をメインにしたのですが発音はとても難しかったです。覚えたのは1から10までの数え方と「休んでいます」とか、「大丈夫です」などワンフレーズになりました。
先生が帰国して他の先生を探しましたが、同じレッスン時間、レッスン料などでは見つけられませんでした。
今では「Google翻訳」に頼りっぱなしの日々です。やれやれ。
精進料理は一年通ったらお教室そのものが無くなってしまいました。ただ、とても良い経験でした。
限りなくベジタリアンの献立になりますが、お料理そのものがとても楽しかったです。
これ以上書くのも恥ずかしいのでこれくらいにしておきます。
「茶道」はしっかり習ったもののお稽古を長期間お休みしているので、畳の歩き方から再度やり直さないと流れるように綺麗なお点前は出来そうにないです。
着物を着て正座から綺麗に立ち上がるのも無理かもしれません。おろろ~ん。
語学を独学で学ばれる方は多いですが私は伴走者がいてほしいという気持ちが大きいです。コルトとガラちゃんに聞いてもらっても発音の間違いはわからないので、ZOOMでのオンラインレッスンなら良いかもしれません。
ウクライナの友人がやる気をなくしています。
ウクライナの友人は日本に来たいし、それまでに日本語を話せるようになりたいと言っていました。
その時の日本語の語彙は500語ぐらいだと本人が言っていました。
足掛け二年、チャットと音声と写真や動画を交換していますが、時々「私、まだ勉強 足りないです。ごめんなさい。」と言われてしまいます。
謝ることじゃないよって言うのですが、気持ちはとてもよくわかります。私も語学で挫折しているので。(苦笑)
それにウクライナの国情を考えると「いつか日本に来たい。」気持ちはあってもどこかで気持ちが折れてしまうのではないかと思うこともあります。
ただ、驚いたことがあります。
私が「五十音って知っていますか?」と聞いたら、「アメンボ赤いなあいうえお」から始まる五十音の音声が届きました。
ウクライナで手に入る日本語のテキストの五十音には全部記載されているとのことでした。
「あめんぼ・・・」の五十音が北原白秋の作と知ったのはウクライナの友人のおかげです。やはり、会話は大切だなって再認識しました。
友人も猫の家族がいます。「プショク君」という男の子です。
私が手伝えることが何なのかも手探りのままですが、日本語に触れることだけは途切れないように心がけています。それぐらいしか手伝えることが思い浮かびません。切ないです。
絽ざしはやっと「習慣」になった気がします。
足掛け11年。
途中の3年ぐらい、全く針が持てない時期がありました。
でも、一昨年ぐらいからやっと「一日に糸一本でも絽ざしを刺す」ことが習慣になりました。
歯磨きや食事と同じくらい「日常」になってホッとしています。
絽ざしをしないとなんとなく一日が終わらないので、寝る直前に糸一本だけの時もあります。歯磨きをしないで寝ると気持ち悪いのと同じくらい、絽ざしをしないと気持ち悪いと思えるようになりたいです。
しっかりした歯磨きは食後、朝やおやつを食べた時は軽いブラッシングかうがいだけです。マウスウォッシュは使いません。口腔内によろしくないようなことも言われているので、ちゃんと調べていないので使っていません。
今日は午後に2時間ほど絽ざしをしましたが、クロノタイプが超夜型の私は日付が変わるころから一時間ぐらいは絽ざしの時間です。
今夜も〆は読書です。止めたいのにやめられない習慣です。